本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載内容は開業税理士である筆者の実体験に基づく感想で、提携の有無で評価を変えていません。料金・制度は2026年7月時点の情報で、最新・正確な内容は各公式サイトや国税庁等の一次資料でご確認ください。
開業して事務所のホームページやブログを持とうと考えたとき、「制作会社に頼むと数十万円かかる」と聞いて手が止まった方は多いのではないでしょうか。ですが今は、その多くを自分の手で用意できる時代です。理由のひとつが、Claude・ChatGPT・Gemini・Codexといった生成AIの普及です。文章のたたき台づくり、設定の調べもの、つまずいたときの相談まで、以前は知識が要った作業をAIが助けてくれます。
筆者はこのブログ「開業税理士のはじめかた」を、制作会社に外注せず自分で作りました。使っているのはレンタルサーバーの ConoHa WING と、WordPress有料テーマの AFFINGER です。開業税理士である筆者が、実際に自作して分かった「必要な費用・手順・つまずきどころ」を、この記事に一本化してまとめます。結論から言えば、いまの税理士事務所のHP・ブログは、AIを味方につければ十分に自作できます。
税理士事務所にHP・ブログは必要?自作と外注どっちがいい?
結論から言うと、これから開業する税理士にとって事務所のHP・ブログはほぼ必須です。そして作り方は、いまなら「自作」を軸に考えて構いません。制作会社への外注も選べますが、AIの普及で自作のハードルが大きく下がったためです。
税理士事務所のHP・ブログの自作とは、制作会社に一括発注せず、レンタルサーバー・独自ドメイン・WordPressテーマを自分で用意してサイトを組み立て、その後の運用も自分で行うことをいいます。
そもそも、税理士がHP・ブログを持つ意味は?
開業直後は知名度がゼロからのスタートです。名刺代わりに見てもらえる場所があるかどうかで、見込み顧客の安心感は大きく変わります。HP・ブログは、24時間はたらく「もう一人の自分」として、信頼と集客を積み上げてくれる資産になります。
自作と外注、何が違う?【比較表】
「自作」と「制作会社への外注」は、費用も自由度も別物です。ざっくり整理すると次のようになります。
※表は横にスクロールできます
外注はラクですが、その後の更新までコストとタイムラグがついて回ります。特に税務の情報は改正で古くなるため、「直したいときに自分で直せない」ことは、専門家のサイトでは見えにくいリスクになります。 この観点は後半で詳しく掘り下げます。
AIがあるいま、自作のハードルは下がった
数年前まで、WordPressの自作は「調べながら手探り」の時間が必要でした。いまはClaude・ChatGPT・Gemini・Codexといった生成AIに、手順・設定・エラーの原因を尋ねながら進められます。筆者自身も、詰まった箇所はAIに相談しながらこのブログを立ち上げました。
ただし、税理士のサイトでAIを使ううえで外せない前提があります。AIが出した税務・制度に関する記述は、必ず税理士自身が国税庁などの一次資料で確認してから公開してください。 AIは作業の効率化には非常に有用ですが、税務判断の正確性を保証するものではありません。この線引きさえ守れば、AIは自作の強力な相棒になります。
「自分には無理そう」と感じても大丈夫。分からない所はAIに聞きながら進められる時代です。ただし税務の中身だけは、私たち税理士が最後に確認しましょう。
税理士のHP・ブログ自作にかかる総費用は?【内訳を実額で公開】

結論として、税理士のHP・ブログを自作する費用は、初年度でおおむね2万5千〜3万円台、2年目以降はサーバー代中心の年1万円台に収まるのが目安です(無料ドメイン特典を使う場合/2026年7月時点)。制作会社に外注する場合の数十万円と比べると、桁がひとつ違います。
内訳を、公式の公表値ベースで並べると次のとおりです。
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有料テーマは初年度だけの買い切りなので、2年目以降はサーバー代(無料ドメイン枠を使うならドメイン更新も0円)が中心になります。数字は変動するため、契約前に必ず各公式の現行料金を確認してください。
参考までに、当ブログ「開業税理士のはじめかた」の実際の構成も公開しておきます。
「思っていたより安い」と感じた方が多いはずです。開業の初期投資としては、かなり軽い部類だと思います。
税理士事務所のHP・ブログを自作する手順は?【5ステップ】

自作の流れは、大きく5つのステップに分けられます。「ドメイン → サーバー → WordPress → テーマ → 初期設定・記事」という順番を押さえれば、迷子になりにくくなります。
独自ドメインを決めて取得する
まずサイトの住所にあたる独自ドメイン(例:kaigyo-tax.com)を決めます。事務所名や発信テーマに沿った、短くて読みやすいものがおすすめです。後述するConoHa WINGの長期契約なら、ドメインを無料枠で取得できます。
レンタルサーバーを契約する
サイトを置く「土地」にあたるのがレンタルサーバーです。ここが表示速度や運用のしやすさを左右します。筆者はConoHa WINGを使っています。サーバー各社の違いは、別記事事務所HP向けレンタルサーバー比較で詳しく比較しています。
WordPressをインストールする
多くのレンタルサーバーには、WordPressをまとめて設置できる「かんたんセットアップ」機能があります。ドメイン・WordPress・SSLの設定を一気に進められるので、専門知識がなくても公開状態まで持っていけます。
WordPress有料テーマを導入する
デザインと機能の土台になるのがテーマです。収益記事やボタン・比較表を作りやすい有料テーマを入れると、後の運用がぐっとラクになります。筆者はAFFINGERを使用。テーマ選びはWordPress有料テーマ比較で解説します。
初期設定をして記事を書き始める
パーマリンク(URLの形)・常時SSL化・プロフィールや問い合わせページなどの初期設定を済ませたら、あとは記事を書くフェーズです。ここまで来れば、いよいよ発信のスタートラインに立てます。
一気に全部やろうとせず、1ステップずつで大丈夫。詰まったらAIに聞けば、たいていの手順は解決します。
自作に必要な「サーバー・ドメイン・テーマ」はどう選ぶ?

自作の要になるのが、サーバー・ドメイン・テーマの3点です。結論として、迷ったら「このブログと同じ構成(ConoHa WING+AFFINGER)」から始めるのが、遠回りしない選び方だと筆者は考えています。実際に開業ブログで使って問題がなかった組み合わせだからです。
レンタルサーバーはどう選ぶ?
サーバーは、①開設のしやすさ、②表示速度、③管理画面の分かりやすさ、④コストで選ぶと失敗しにくいです。士業のサイトは数年単位で使い続けるので、途中で乗り換えなくて済む安定感が大切です。筆者はConoHa WINGを選び、いまも使い続けています。詳しいレビューはConoHa WINGレビューにまとめました。
WordPress有料テーマはどう選ぶ?
テーマは、収益記事の作りやすさ(ボタン・比較表・装飾)と、更新の続けやすさで選びます。無料テーマでも始められますが、発信を長く続けて収益化も視野に入れるなら、有料テーマのほうが手間が減ります。AFFINGERの使用感はAFFINGERレビューで紹介しています。
ドメインはどう決める?
ドメインは一度決めると基本的に変えられません。事務所名や発信テーマに沿った、短く読みやすい文字列にしましょう。匿名で運営する場合は、登録情報を代理公開(Whois代理公開)にしておくと安心です。
関連記事:税理士事務所の名前の決め方|屋号は自由に選べない?登録申請で決まる実質2択
ただし「他人のおすすめ=自分に最適」とは限りません。 予算や目的が違えば最適解も変わります。比較記事で各社の違いを確認したうえで、自分の運用スタイルに合うものを選んでください。
最初から完璧に選ぼうとしなくて大丈夫。多くの人が使っている定番から始めれば、大きく外しません。
HP・ブログは「作って終わり」ではない|運用と税制改正への対応
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。結論として、HP・ブログは公開してからが本番であり、税理士のサイトは特に「情報の鮮度管理」が欠かせません。 作って放置するのではなく、育て続ける前提で臨むのがおすすめです。
税務・制度は改正される。古い情報の放置は信頼リスク
税制や手続きは改正されます。公開当時は正しかった記述も、時間が経つと現状と合わなくなることがあります。専門家のサイトに古い税務情報が残っていると、読者の誤解を招くだけでなく、税理士としての信頼そのものを損ないかねません。 だからこそ、公開日・更新日を管理し、一次資料(国税庁・日本税理士会連合会・所属税理士会などの公表資料)で確認しながら、古い記述を直し続ける運用が必要になります。なお本ブログでは、グレーな解釈や未確定の改正情報は扱わず、公表資料で確認できる内容に限定して発信しています。
自作なら、直したいときに自分で直せる
この「直し続ける」運用こそ、自作が効いてくる場面です。外注のサイトだと、1文字直すにも依頼・費用・待ち時間がかかります。自作なら、改正や状況の変化に気づいたその場で自分で修正できます。更新の速さが求められる税務情報を扱ううえで、この差は小さくありません。
自作するとWordPressの操作そのものが身につく
自作の副産物として、WordPressの操作スキルが自然と身につくことも大きな価値です。記事の投稿・修正、画像の差し替え、ちょっとしたデザイン調整を自分でできるようになると、運用の自由度が一気に上がります。これは外注では手に入らない、事務所の「運用力」という資産です。
AIでメンテもラクになる(ただし税務は税理士が確認)
リライトの下書きや、古くなった記述の洗い出しにも、AIは役立ちます。「この記事で情報が古くなりやすい箇所は?」といった相談をたたき台にすると、見直しの効率が上がります。ただし前半でも触れたとおり、税務・制度の記述の最終確認は必ず税理士自身が一次資料で行ってください。ここを外さなければ、AIは日々の運用を軽くしてくれます。
サイトは「植えて終わり」ではなく「育てる」もの。特に私たちの扱う税務は、鮮度がいのちです。
【まとめ】税理士のホームページ・ブログは自作できる|まず一歩目を
税理士のホームページ・ブログの自作は、AIが普及したいま、現実的で費用も抑えられる選択肢です。要点を振り返ります。
最初の一歩は、サーバーを契約してサイトの土台をつくることから。 筆者も使っている ConoHa WING は、開設がしやすく管理画面も分かりやすいので、自作の1台目に向いています。まずは土台を用意して、あなたの事務所の発信を始めてみてください。
\当ブログもConoHa WINGで運営中/
次に読む記事として、サーバー選びで迷ったら事務所HP向けレンタルサーバー比較、テーマ選びで迷ったらWordPress有料テーマ比較もあわせてどうぞ。
自作しない場合はどうする?月額制ホームページ制作との違い
開業税理士である筆者は、事務所HPは自作をすすめています。ただ、「自作する時間がどうしても取れない」「Web作業は一切やりたくない」という人には、月額制のホームページ制作サービスという選択肢があります。自作との最大の違いは料金ではなく、ドメインを自分で持てるかどうかです。
月額制ホームページ制作とは?
月額制(サブスク型)ホームページ制作とは、初期費用を抑え、制作・サーバー・ドメイン・保守をまとめて月額料金で提供するサービスのことです。数十万円の制作費を一括で払う従来型に対し、月数千円から始められるのが特徴です。
一例として、士業も対応業種に挙げている「サブウェブ」(株式会社インターマトリックス運営)の条件を見てみます。なお筆者はこのサービスを利用したことはなく、以下は公式サイトの公表値(2026年9月時点)に基づく整理です。
自作と月額制外注の比較表
※表は横にスクロールできます。
※スマホでは表を横にスクロールできます。
| 比較軸 | 自作(ConoHa WING+AFFINGER) | 月額制外注(サブウェブ・ベーシック) |
|---|---|---|
| 初期費用 | AFFINGER 14,800円(税込・買い切り) | 0円 |
| 年間ランニング | 15,136円(サーバー13,068円+ドメイン2,068円) | 65,736円(税込5,478円×12) |
| 3年総額の目安 | 約60,000円 | 約197,000円 |
| ドメインの所有・管理 | 自分(ConoHa管理画面で操作可) | 事業者が取得・管理。自分では操作不可 |
| 解約・移転時 | データもドメインも自分の資産 | 原則削除・譲渡なし(36ヶ月以上利用で譲渡相談可) |
| メールアドレス | 自分のドメインで自由に作成 | 標準で作成可。ただし解約時はドメインごと失う |
| 制作の手間 | 自分(当記事の手順どおり) | ヒアリング後、約2週間で公開 |
| 更新 | 回数無制限・自分で | 軽微修正が月1回まで(ブログ投稿は自分で可) |
| 最低契約期間 | なし(サーバーの契約期間による) | 12ヶ月。以降は1ヶ月単位で解約可 |
自作側の金額は、筆者が実際に払っているConoHa WING(ベーシック・12ヶ月契約)とドメインの更新料金です。新規契約時はキャンペーン価格が適用される場合があるため、目安として見てください。
出典:https://subweb.intermatrix.jp/(2026年9月5日確認)
月額制外注が向いている人・向いていない人
3年で差額は約13万円。ドメインが自分のものになる点まで含めると、筆者は自作をすすめます。ただ「作らないまま半年経った」が一番の損なので、動けない人には外注も現実的な選択です。
月額制を検討する場合は、サブウェブ公式サイトで最低利用期間と解約時の扱いを確認したうえで、無料相談に進んでください(PRリンク)。
HP・ブログの自作と外注、結局どちらが安いですか?
費用だけなら自作が大きく安く、初年度で2万5千〜3万円台が目安です(2026年7月時点・無料ドメイン枠利用時)。外注は数十万円かかることが一般的で、公開後の更新にも費用が発生します。手間をかけてでもコストと更新の自由度を取るなら自作、手間を避けたいなら外注、という判断になります。
パソコンが苦手でも自作できますか?
可能です。レンタルサーバーの「かんたんセットアップ」で初期構築の多くが自動化されており、分からない部分はClaude・ChatGPT・Geminiなどの生成AIに手順を尋ねながら進められます。ただし税務・制度に関する記述は、AIの出力をそのまま使わず、税理士自身が一次資料で確認してください。
自作にはどれくらいの期間がかかりますか?
サイトを公開状態にするだけなら、作業時間しだいで短期間でも可能です。ただしHP・ブログは公開してからが本番で、記事の追加や情報の更新を続けていくものだとお考えください。
事務所HPとブログは分けるべきですか?1つにまとめてよいですか?
開業初期は1つのサイトにまとめる方法でも十分に運用できます。まずは1サイトで始め、規模や目的に応じて将来的に分けるかどうかを検討すれば問題ありません。
開業前と開業後、どちらのタイミングで作るべきですか?
サイトは公開してから育つまでに時間がかかるため、可能であれば早めに着手するのがおすすめです。開業準備と並行して土台だけ先に用意しておくと、開業後の発信をスムーズに始められます。
ホームページを自作する時間がない場合はどうすればいい?
月額制のホームページ制作サービスを使う方法があります。初期費用0円・月額5千円前後から始められますが、ドメインを自分で管理できず、解約時にサイトが残らない場合が多い点に注意してください。3年以上使う前提なら選択肢になります。