税理士の開業時のPC・デスク環境の全体像

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税理士のPC・デスク環境完全ガイド【開業時に揃えるもの】

税理士として開業するとき、パソコンやデスク環境で「結局いくらかけて、何をどう選べばいいのか」で手が止まりがちです。会計ソフトも申告ソフトもクラウドも、すべてこの環境の上で動きます。

この記事では、開業税理士である筆者が実際に自分の事務所で使っている環境と、そこにかけた実額をベースに、開業時に揃えるパソコン・モニター・スキャナ・周辺機器の選び方をまとめます。個別の詳しい比較は各記事にゆずり、ここでは「まず全体像と目安をつかむ」ことをゴールにします。

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税理士YC

中卒・元パチプロ。10年間の受験生活を経て税理士になった、開業したての税理士です(2026年2月開業)。「普通のルート」を通ってこなかったからこそ分かる、開業のリアルや失敗を発信しています。

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税理士の開業時に揃えるPC・デスク環境とは?【全体像と実額】

税理士のPC・デスク環境とは、会計・申告ソフト、クラウド、e-Taxといった実務を「止めずに回す」ための土台のことです。開業税理士である筆者の場合、パソコン・モニター・スキャナ・デスク・椅子・周辺機器を一式そろえ、初日から業務を始められる状態にしました。

まずは筆者が実際にPC・デスク環境まわりに投じた実額を公開します。ここはケチると後から業務が詰まりやすい部分です。

品目実額(筆者購入時・税込)
M4 Mac mini(24GB/据え置き)135,800円
M4 MacBook Air 15インチ(16GB/持ち運び)198,800円
Dell 31.5インチ 4Kモニター56,545円
ScanSnap iX250049,918円
電動昇降デスク FLEXISPOT E760,690円
ワークチェア(エルゴヒューマン プロ2)147,730円
Magic Keyboard/Magic Trackpad47,596円
Parallels Desktop+Windows 11(Home・Pro)53,344円
M3 iPad Air 13インチ+Apple Pencil Pro150,600円
その他(ケーブル・リストレスト・電源タップ・サーキュレーター等)約10,000円
合計約91万円

※2025年10月〜2026年1月に購入した実額です。価格は変動します(各商品の最新価格は販売ページでご確認ください)。iPhone・Apple Watch・AirPods・Kindle・事務所家賃などは環境以外のため含めていません。デュアルで使っている27インチモニター(Dell U2720QM)は開業前の2021年に購入済みのため、この合計には含めていません。

まず揃える4カテゴリ

  • パソコン:業務の心臓部。メモリを重視して選ぶ
  • モニター:作業効率に直結。筆者はデュアル構成
  • スキャナ(ScanSnap):領収書・資料のペーパーレス化
  • デスク・椅子・周辺機器:長時間作業を支える土台

上の表はiPadや高機能チェア、デュアルモニターまで含めた「こだわり込み」の構成です。最低限なら、パソコン+モニター1枚+スキャナ+椅子+デスクに絞れば、ここから大きく抑えられます。

税理士YC
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道具は「安さ」より「業務が止まらないこと」で選ぶと、結局いちばん安上がりでした。

税理士のパソコンの選び方は?【メモリ・Mac+Windowsの実運用】

結論から言うと、税理士のパソコン選びで最優先すべきはメモリです。会計ソフト・申告ソフト・ブラウザ・PDFを同時に開く働き方では、メモリ不足が動作の重さに直結するためです。CPUやストレージより先に、まずメモリ容量を決めるのが失敗しにくい順番です。

パソコンはメモリから決める

  • 会計・申告ソフト+ブラウザ+PDFの同時起動が前提になる
  • メモリ不足は「動作の重さ」に直結する
  • CPU・ストレージより先にメモリ容量を決める

筆者は次の2台を使い分けています。

  • 据え置きのメイン機:M4 Mac mini(メモリ24GB)
  • 持ち運び用:M4 MacBook Air 15インチ(メモリ16GB)

ノートかデスクトップかは、持ち運びの有無で決めて問題ありません。自宅や事務所内を移動するならノート、据え置きで画面を広く使うならデスクトップ+モニターが基本です。筆者は「事務所は据え置き、外出時はノート」と役割を分けています。

なお、税理士業務ではMacか Windowsかも悩みどころです。税務申告ソフト(達人・魔法陣など)はWindows専用のものが多いため、王道はWindowsです。一方で筆者はMacをベースにしつつ、Parallels Desktopで仮想的にWindows(Windows 11 Home/Pro)を動かし、Windows専用ソフトはそこで使っています。仮想環境を動かす分メモリを多く消費するため、Mac miniは容量に余裕のある24GBを選びました。

【注意】Mac+Parallelsをそのまま真似しないでください

  • 現状は会計ソフト等をParallels上のWindowsで問題なく使えていますが、すべての税務ソフトが常に完全動作するという意味ではありません。
  • 税務申告ソフト(達人など)は動作保証環境が限られ、アップデートやサポート対象から外れると、確定申告期など止められない時期に不具合が出るリスクがあります。
  • そのため筆者は、達人を本格導入する際は税務ソフト専用のWindowsパソコンを用意し、Macからリモート操作する構成に切り替える予定です。
  • Mac+Parallelsを検討する人は、使う予定の税務・会計ソフトの「動作保証環境」を必ず公式で確認し、専用Windows機も選択肢に入れてください。

メモリは何GB必要か(8GB/16GB/24GB以上)は、扱うソフトと同時起動数で変わります。目安は比較記事にまとめています。

関連記事:税理士のPCメモリは何GB必要?8GB・16GB・24GBを比較

関連記事:コスパ最強はメモリ16GB|開業税理士におすすめのPC具体機種

関連記事:税理士のパソコンはMacで大丈夫?税務ソフト(達人など)とWindows環境の現実

税理士YC
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筆者は「メモリだけは妥協しない」を合言葉にしています。

モニターは何枚・何インチがいい?【会計事務所はデュアルがおすすめ】

会計事務所のデスク環境では、モニターを1枚増やすだけで申告書と資料を並べて確認でき、入力ミスもチェック時間も減ります。税理士業務は「元資料を見ながら別画面に入力する」場面が多いため、モニターは費用対効果の高い投資です。

筆者は27インチと31.5インチのDell 4Kデュアル構成で作業しています。27インチ(Dell U2720QM)は開業前の2021年に購入したものを流用し、31.5インチ(Dell S3225QS-A・4K・56,545円)を開業時に買い足してデュアルにしました。片方に元資料、もう片方に入力画面を表示できるので、作業効率が体感ではっきり上がりました。1枚で始めても構いませんが、税理士業務では2枚構成を強くおすすめします。

最適なサイズ・枚数は机の広さと業務内容で変わります。サイズ・解像度・枚数別の考え方は比較記事で解説します。

関連記事:税理士のモニター比較|27インチ4Kデュアルが結論

モニター選びの着眼点

  • 枚数:まずは2枚構成が扱いやすい(デュアル推奨)
  • サイズ:27インチ前後が定番、広く使うなら31.5インチ級
  • 解像度:文字の見やすさ(4K/WQHDが快適)

関連記事:税理士のモニター比較|27インチ4Kデュアルが結論

領収書スキャンはScanSnapで効率化【ペーパーレスの要】

ScanSnapとは、書類を高速に読み取ってPDF化できるドキュメントスキャナです(現在はリコー(PFU)ブランド)。税理士事務所では領収書・契約書・顧問先資料の電子化に使い、紙の管理コストを大きく下げられるのがメリットです。

筆者はScanSnap iX2500(2025年発表の現行フラッグシップ・49,918円で購入)を実際に使っています。現行ラインナップはiX2500・iX2400・iX1300・SV600があり、読み取り枚数やサイズで選び分けます。機種ごとの違いは比較記事にまとめています。

ScanSnap比較|iX2500・iX2400・iX1300・SV600どれを選ぶ?

ScanSnapでできること

  • 領収書・契約書・顧問先資料のPDF化
  • 紙の保管スペース・管理コストの削減
  • クラウド保存先と組み合わせてペーパーレスを定着

スキャンしたデータの保存先(クラウド運用)まで決めておくと、ペーパーレスが定着します。

関連記事:ScanSnap比較|iX2500・iX2400・iX1300・SV600どれを選ぶ?

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「まず1台入れる」だけで、机の上の紙が目に見えて減りました。

その他あると効率が上がる周辺機器は?【デスク・椅子・入力機器・ネット環境】

パソコン・モニター・スキャナがそろったら、あとは長時間の作業を支える周辺機器を必要に応じて足します。税理士業は座って入力する時間が長いため、椅子とネット環境は妥協しないのがおすすめです。

筆者が実際に使っている周辺機器

  • デスク:電動昇降デスク FLEXISPOT E7(立ち・座りを切り替えられる)
  • 椅子:エルゴヒューマン プロ2(長時間作業の疲労対策)
  • 入力機器:Magic Keyboard/Magic Trackpad+リストレスト
  • ネット環境:固定回線+モバイル回線で安定性を確保

椅子とデスクは金額が大きくなりがちですが、体を痛めると業務そのものが止まるため、筆者は優先度を高めに置きました。入力機器は毎日長時間触れるので、相性で選ぶと作業が快適になります。

税理士のPC・デスク環境でよくある質問(FAQ)

開業時のPC・デスク環境の予算はどれくらい見ておけばいい?

構成によります。筆者はデュアルモニターや高機能チェアまで含めておよそ91万円をかけましたが、最低限(パソコン+モニター1枚+スキャナ+椅子+デスク)に絞れば大きく抑えられます。

税理士はMacとWindowsどちらがいい?

税務申告ソフトはWindows専用のものが多いため、王道はWindowsです。筆者のようにMacをベースにParallels Desktopで仮想Windowsを動かす方法もありますが、その場合はメモリに余裕のある構成を選んでください。ただしParallelsでの完全動作は保証されないため、使う予定の税務ソフトの動作保証環境を必ず確認し、専用Windows機も検討してください。

中古パソコンでも税理士業務はできる?

動けば可能ですが、メモリ容量とサポート期間(OSの対応状況)を必ず確認してください。業務が止まるリスクを避けるなら、メモリに余裕のある構成が無難です。

メモリは後から増やせる?

機種によります。Macなど増設できないモデルもあるため、購入時に必要量を満たしておくのが安全です。

まとめ|税理士のパソコン・デスク環境は「業務が止まらない」を最優先に

税理士のパソコン・デスク環境は、安さより「業務が止まらないこと」を基準に選ぶと結局いちばん効率的です。メモリを軸にパソコンを決め、モニターはデュアルで作業効率を上げ、ScanSnapでペーパーレス化し、デスク・椅子・周辺機器で作業を支える——この順で整えれば、開業初日から実務を回せます。

各パーツの詳しい選び方は、以下の比較記事で解説しています(順次公開)。

開業全体の流れは総合ロードマップにまとめています。あわせてどうぞ。

【完全ロードマップ】税理士開業の始め方|合格から開業初年度までの全手順

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