税理士がブログ集客の前に読んだ本を、サイト設計・記事構成・継続・読みやすさの4テーマで示したインフォグラフィック

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税理士がブログ集客の前に読んだ本|Webライティング・ブログ運営

※本記事にはプロモーションが含まれています。

税理士として開業したとき、事務所のホームページとは別に、集客用のブログを立ち上げました。税理士の仕事とブログ運営はまったく別の技術で、実務の知識は1ミリも役に立ちません。最初に書いた数記事は、いま読み返すと誰に向けて書いたのかわからない文章でした。

そこで、記事を量産する前に本を読むことにしました。ただし読んだのは「文章がうまくなる本」ではありません。先に必要だったのは、誰に向けて、どんな構造のサイトを作るのかという設計の部分でした。

この記事では、開業税理士である筆者が実際に読んで、いま運営しているブログに反映させた4冊を紹介します。あわせて、ブログ本に書いてあることをそのまま事務所のホームページに持ち込めない理由も整理しました。

この記事を書いた人

税理士YCの匿名アバター

税理士YC

中卒・元パチプロ。10年間の受験生活を経て税理士になった、開業したての税理士です(2026年2月開業)。「普通のルート」を通ってこなかったからこそ分かる、開業のリアルや失敗を発信しています。

受験生時代のブログはこちら

なぜ「書き方の本」より先に読むべき本があるのか?

ブログで集客したい税理士がまず読むべきなのは、文章術の本ではなく、サイト全体の設計を扱った本です。文章がうまくても、想定読者と記事の並べ方が決まっていないサイトは、書けば書くほど散らかっていきます。逆に設計さえ決まっていれば、文章は書きながら直せます。

ストック型の記事とは、公開してから何年たっても検索で読まれ続ける記事のことです。ニュースやキャンペーン情報のように時間が経つと価値が消える記事(フロー型)と対になる考え方で、ひとりで運営するブログはストック型を軸にしないと更新が追いつきません。

この記事で紹介する4冊の役割

  • サイト設計とテーマ選び=Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]
  • 記事構成とSEO=沈黙のWebライティング
  • 続けるための考え方=ブログで5億円稼いだ方法
  • 読者にとっての読みやすさ=「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ
税理士YC
税理士YC

最初の3か月は本を読まずに書いていました。その記事は結局ほぼ全部書き直しています。

事務所HPとアフィリエイトブログは何が違う?

事務所ホームページと集客用ブログの違いを、目的・想定読者・記事の寿命の3点で対比した図

同じWordPressで作っても、事務所のホームページと集客用ブログは別物です。目的が「問い合わせを受けること」か「検索から人を集めること」かで、想定読者も記事の寿命もCTAの置き方も変わります。この2つを1つのサイトに混ぜると、どちらの目的も達成できません。

一般的な整理は次のとおりです。

※スマホでは表を横にスクロールできます。

比較軸 事務所ホームページ 集客用ブログ
目的 問い合わせ・依頼の獲得 検索流入の獲得と信頼の蓄積
想定読者 すでに税理士を探している人 まだ依頼を決めていない・情報を探している人
KW設計 地域名+税理士などの指名に近い語 悩みごとのロングテール
記事の寿命 更新頻度は低くても成立 ストック型記事を積み上げる前提
CTAの置き方 問い合わせフォームへ一本化 記事ごとに読者の状態に合わせて分岐
書き手の名義 実名・事務所名が前提 匿名運営も選択肢になる

表の中に出てくる2つの用語を補足します。KW(キーワード)とは、読者が検索窓に打ち込む言葉のことです。「税理士 開業 資金」のように複数の語を組み合わせたものを指し、どの言葉で読まれたいかを先に決めてから記事を書きます。CTAは Call To Action の略で、記事を読み終えた人に次にとってほしい行動のことです。事務所ホームページなら問い合わせフォーム、ブログなら関連記事へのリンクや商品ページへのボタンがこれにあたります。

筆者の場合は、実名の事務所ホームページとは別に、このブログを匿名で立ち上げました。理由は、読者が税理士を探している人ではなく、これから開業する税理士だからです。同じ人が書いていても、読者が違えば別サイトにしたほうが設計が素直になります。

サイトを分けたほうがいいサイン

  • 想定読者が「依頼者」と「同業者」で分かれている
  • 記事の目的が「問い合わせ」と「検索流入」で混ざっている
  • 事務所名を出したくない話題を書きたい

自作する場合の費用や手順は税理士事務所のHP・ブログを自作する完全ガイドに、サーバー選びは事務所HP向けレンタルサーバー比較にまとめています。

税理士YC
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分けるかどうかで迷うなら、「この記事を読む人は自分に依頼したい人か?」で判断すると早いです。

記事を書く前に何を決めた?|想定読者とサイト構造

記事を書く前にサイト構造を決める手順を、想定読者の設定から階層設計までの流れで示した図

このブログは、1記事も書く前にサイト全体の構造を決めてから着手しました。きっかけは『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』(Amazon)で、10年先まで読まれ続けるサイトをどう設計するかを扱った本です。テーマ選びとストック型記事の考え方に影響を受けました。

具体的に決めたのは次の3点です。

書き始める前に決めたこと

  • 想定読者を「税理士試験に合格してから開業1〜2年目まで」に限定する
  • トップ→まとめ記事→集客記事→比較記事→個別記事という階層を先に作る
  • 1記事ずつ思いつきで書かず、階層のどこに入る記事かを決めてから書く

この順番にしたおかげで、記事が増えても内部リンクが破綻していません。逆に、先に記事を書いてから構造を考えると、カテゴリの付け直しとURL変更が発生します。開業直後の時間が一番ない時期にそれをやると、更新が止まります。

なお、この設計をどう組んだかの全体像は税理士開業の始め方ロードマップ側でも触れています。

税理士YC
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サイト構造を先に決める、という一点だけでも、この本を読んだ価値がありました。

検索に評価される記事構成はどう作る?

記事1本の中身を組み立てる段階で土台にしたのが『沈黙のWebライティング』です。検索エンジンに評価される記事の書き方を、ストーリー形式で解説した本で、読者の検索意図から逆算して構成を決める考え方が身につきます。筆者はいまも、H2の並びを決めるときにこの本の考え方を使っています。

文章表現のテクニックより、「読者が何を知りたくて検索したか」を先に決めるという順番が重要です。ここが決まっていないと、どれだけ丁寧に書いても検索意図とずれた記事になります。

この本から取り入れて、いまも続けていること

  • 記事を書く前に、読者が検索した理由を1文で書き出す
  • H2を読者の疑問文の形にする
  • 見出しの直後に結論を置き、詳細はその後に書く

まず1冊なら

ブログ運営の本を何冊も読む時間がないなら、この1冊から入るのが遠回りになりません。ストーリー部分だけでも通読できます。

税理士YC
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この記事のH2が全部「〜?」で終わっているのも、この本の影響です。

収益ゼロの期間をどう考える?

ブログは公開してすぐに成果が出ません。これは精神論ではなく、検索エンジンに評価されるまでに時間がかかるという構造的な話です。『ブログで5億円稼いだ方法』(Amazon)は、収益がゼロの期間からブログを育てた過程と記事の戦略を書いた本で、筆者がこの時期に読み返していた1冊です。

この本から受け取ったのは、次の3つでした。

収益ゼロの時期に効いた考え方

  • すぐに収益は発生しないと最初から織り込んでおく
  • うまくいかなければ何度でも作り直せばいい
  • 失敗してもコストはほぼゼロで、減るのは作業時間だけ

ブログは、失敗してもお金が減らない数少ない設備投資です。開業直後で資金に余裕がないほど、この性質は効きます。実際、筆者も最初に書いた記事群をまとめて書き直していますが、失ったのは時間だけでした。

ブログの強みは、公開したあとで何度でも直せることです。YouTubeやInstagramの動画は、公開してから一部だけ差し替えるということができません。撮り直して出し直すしかなく、投稿済みの動画は基本的にそのまま残ります。ブログは違います。見出しの順番も、説明の足りない部分も、あとから気づいたときに直せます。だからこそ、完璧な1本を待つより、まず書いて公開してしまうほうが早いです。筆者も最初の記事は何度も手を入れています。

開業直後の集客手段としてブログとSNSが実際にどう効いたかは税理士のブログ・SNS集客は実際どう?に書いています。

税理士YC
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「とにかく手を動かして、ダメなら作り直す」。これができるかどうかだけだと思っています。

読者ファーストとは具体的に何をすることか?

『「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ』(Amazon)は、スキマ時間でブログを続けるための本です。筆者がここから学んだのは「読者ファースト」という言葉の中身で、具体的にはサイト構造・文章の長さ・装飾の3点でした。

読者ファーストとして実際にやっていること

  • 1文を短く切り、1段落を3行以内に収める
  • 重要な箇所だけマーカーや太字にして、装飾を重ねがけしない
  • 読者が次にどこへ行けばいいか、記事の終わりで必ず示す

この本は2026年9月時点でAudibleの聴き放題対象になっています。筆者は家事の合間に聴きました。手が塞がっている時間にインプットできるので、文字で読むほどの集中力がいらない本との相性がいいです。図表が多い本や手順書は耳では追えないので、そこは向き不向きがあります。

Audibleで聴けるか見てみる

税理士YC
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移動中と家事の時間を「読書の時間」に変えられたのは、想定外の収穫でした。

4冊の使い分け一覧【2026年9月時点】

ブログ運営の本を設計・記事構成・継続・読みやすさの順に読む流れを示した図

読む順番を決めるなら、設計→記事構成→継続、の順です。4冊はいずれもKindle Unlimitedの読み放題対象ではないため、購入前提になります。

※スマホでは表を横にスクロールできます。

書名 何に効く本か 読む順番 入手方法(2026年9月時点)
Google AdSense マネタイズの教科書[完全版] サイト設計・テーマ選び・ストック型記事 1 購入
沈黙のWebライティング 記事構成・検索意図・SEO 2 購入
ブログで5億円稼いだ方法 収益ゼロ期間の考え方・継続の戦略 3 購入
「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ 読みやすさ・装飾・継続 4 購入/Audible聴き放題対象

読み放題で試せる本を先に知りたい場合は、Kindle Unlimitedは開業税理士に元が取れる?(【準備中:No.59公開後にリンク】)(準備中)と、開業前後に読んだ本をジャンル別にまとめた税理士開業の前後に読んでよかった本まとめもあわせてどうぞ。

税理士YC
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4冊とも購入本ですが、合計しても事務所の名刺代より安い投資です。

税理士がブログ本をそのまま使えない理由は?

税理士がブログ発信で注意する点を、守秘義務と広告規制の2つの枠で示した図

ブログ運営の本に書かれているノウハウは、そのまま税理士の発信に適用できない部分があります。理由は、税理士には守秘義務と広告規制があるからです。本の手法を試す前に、自分の発信がこの2つに触れないかを確認する必要があります。

税理士が特に注意する点

  • 顧問先の事例は、特定できる形では書けない(税理士法上の守秘義務)
  • 他の税理士と比較して自分が優れていると誤認させる表現は避ける
  • 断定的な節税情報や、根拠を示せない税制改正の見込みは書かない
  • 実績や報酬額の表現は、事実と異なる印象を与えないようにする

一般のアフィリエイトブログでよく使われる、煽り気味の見出しや断定的な数字の見せ方は、税理士が使うと信頼を失います。士業の発信では、書ける範囲を先に決めてから、その中で読みやすさを追求するという順序になります。広告に関する具体的な決まりは日本税理士会連合会の指針に記載があるので、発信を本格化する前に一度目を通しておくことをおすすめします。

税理士YC
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規制がある分、書ける範囲で誠実に書いている人が結果的に残ると思っています。

税理士がブログを始めるなら、最初の1冊はどれですか?

記事の書き方から入りたいなら『沈黙のWebライティング』、サイト全体をどう作るかから決めたいなら『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』です。筆者は後者から読みましたが、いま1冊だけ選ぶなら前者をすすめます。

事務所のホームページと集客ブログは分けるべきですか?

想定読者が違うなら分けたほうが設計が素直になります。依頼を検討している人と、情報を探している段階の人では、必要な記事も導線も別物になるためです。

これらの本はKindle Unlimitedで読めますか?

2026年9月時点では4冊とも読み放題の対象外で、購入が必要です。『「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ』のみAudibleの聴き放題対象になっています。対象は入れ替わるため、購入前にAmazonの商品ページでご確認ください。

ブログ運営の本は何冊読めばいいですか?

筆者の実感では、設計・記事構成・継続の3領域が1冊ずつ押さえられていれば十分です。同じジャンルを読み重ねるより、1冊読んだら記事を書いて試すほうが早く身につきます。

まとめ

税理士がブログ集客を始めるとき、先に必要なのは文章術ではなく、誰に向けてどんな構造のサイトを作るかという設計でした。設計を決めてから記事構成を学び、読みやすさを整え、収益が出ない期間を織り込んで続ける。この順番で読むと、4冊が無駄なくつながります。

本以外の開業準備(登録手続き・事務所のHP・PC環境・会計ソフト)は、開業税理士のはじめかたトップページのカテゴリからたどれます。

読んだ本をジャンル別にまとめた本棚では、経営・資金繰り・法人化などの本も紹介しています。そちらには読み放題で試せる本も多いので、まず試してから買う本を選ぶ方法もあります。

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